たこやきレインボー

 発行:STARDUST PROMOTION

レポートレポート

なにわンダーアドベントレインボーツアー③

2015.10.25(日)
@昭島モリタウン

10月25日、東京・昭島は雲ひとつない晴天に恵まれた。少々肌寒いけど、絶好の野外ライブ日和。イオンモール幕張新都心でのライブからひと月が経ち、秋空と共にたこやきレインボーの元気娘たちが関東圏に戻ってきたのだ。風が強く、朝はさすがに寒かったようだが、12時をまわって気温がグイグイ上がってきている。ステージは白い屋根に覆われ、背後の壁も真っ白。ステージの周囲には緑もあって、なんとも爽やかな雰囲気。5色に輝くメンバーのカラーもより一層映えることだろう。

開演時間の12:30が近付くと、たくさんの虹家族が詰めかけた客席から拍手が起こった。抑えきれない興奮がこちらにも伝わってくる。それにしても虹家族の客層は本当に幅広い。男性だけでなく女性ファンも多く、小さな子どもからの支持も熱い。

12:38、BGMの音量が下がると大きな歓声が沸き起こる。「OVERTURE」を背に受け、たこやきレインボーの登場だ。1曲目は、今回のツアーでは既に定番となっている新曲「ナンバサンバイジャー」。展開が多く、オープニング曲らしい賑やかな楽曲で、全身のバネを活かした豪快なダンスも圧倒的。春名がステージ上手前方に出てくると、ちょうど目の前にある女性専用エリアから黄色い歓声が上がる。

“ナンバサンバイジャー”というサビのリフレインが耳にこびりついて離れないが、余韻に浸る間もなく次の曲へ。これまでのツアーの流れだと2曲目は「絶唱!なにわで生まれた少女たち」なのだけど、ここで鳴り響いたのはぶっとい和太鼓ビート! ということは、「なにわのはにわ」だ。今ツアー初登場の楽曲ということもあり、客席からは待ってましたの大歓声。間奏のたて笛パートでは根岸が思わず吹き出してしまう。「もう、楽しくてしょうがない!」彼女の気持ちを代弁するとこんな感じだろうか。

強烈なキラーチューンを立て続けに浴びせかけた後、ようやくひと息ついてMCへ。「昭島モリタウン、はじめましてー! 森っぽい感じだからモリタウンなんかな?」と素朴な疑問を口にする堀。「はじめましての方―?」という質問に対して一斉に手を挙げる虹家族に、「見たことある人もいるけどなー!」というツッコミも忘れない。

ここで恒例のクリスマスツリーのタペストリーが登場。幕張ではくつ下、名古屋ではゆきだるまが飾り付けられ、今回新たに飾られたのはろうそくだ。「最初に見た時よりも飾りがたくさん付いてるんです!」と春名が言うように、初日に比べ賑やかになってることがひと目で分かる。

そして椅子の上から自己紹介。遠くから声援を送っている虹家族にもよく見えるようにとの配慮だ。嬉しい心遣いではないか。「みんなの顔、めっちゃ見えんで!」など一人ひとりが挨拶をしている中、ある光景が目に入った。根岸がいつものように自己紹介をしていると、その後ろで彩木も彼女の口上を一緒に口にしていたのだ。声には出していなかったものの、その表情は慈愛にあふれていて、さり気ないひと幕だったけどとても印象に残る瞬間だった。

さあ、ライブはまだまだ序盤戦。MC明け1発目は「叫べ!ガウガール」。これまた今ツアー初登場の楽曲だ。オオカミの動きを模した振付がダイナミックかつ、キュート。途中でダブステップ的なヘビーな展開もありつつ、ポップで盛り上がるナンバーだ。MCの時に使った椅子をお立ち台に、メンバーが入れ替わり立ち代り全力のパフォーマンスを見せる。ここでは堀の力強く伸びやかなボーカルが光った。

続いては「めっちゃPUNK」……とその前にメンバーからの説明タイム。なんでも、いつも気になってたことがあるそうで、それは「ウォーウォーウォーウォー!」というサビの最後に2回繰り返されるメロディだという。1回目のメロディは上に上がるけど、2回目は下がるんだと。ということで、みんなで拳を突き上げながら練習し、準備もバッチリ整ったところで、たこ虹初のパンクチューンを披露。注目のサビでは、練習の甲斐あって見事な一体感を生み出した。ライブを重ねていく毎に、もっと“みんなの歌”になっていくような予感がする。それぐらいパワーのある曲だ。

「まだまだ声出せますかー!?」(春名)「よっしゃいくでー!」(根岸)とメンバーの興奮もグイグイ高まっていく中で投入されたのはテンション高めのアッパーチューン「踊れ!青春カルナバル」。「オー!ヘイ!」「ソレ!ソレ!」のコールアンドレスポンスで客席もお祭り騒ぎだ。観客のコールに合わせて春名が声を上げたり、どっちがどっちを盛り上げてるのか分からないほどの状態に。この楽しさは間違いなくこの日のハイライトだっただろう。

3曲続けてパフォーマンスしたところで、ついに最後のMCだ。ここで清井から虹家族へ、「なにわンダーランド」に関する報告が。なんと、チケット即日完売!そんな嬉しい報告の後は、今日のライブの裏話が明かされた。先ほどの「叫べ!ガウガール」は、根岸が「やりたい!」と番長に直訴したことで久しぶりに披露することが決まった。「めっちゃうれしかった!」と満面の笑みを見せる根岸は本当にうれしそう。

「次が最後の曲となってしまいました!」はライブで一番聞きたくない言葉。だけど、今日もあっという間にその時が来てしまった。最後の曲は、「たのしかしまし大阪〜おいでやす〜」。大阪愛の詰まったたこ虹楽曲の中で最も深い地元愛を感じるこの楽曲を、優しさの混ざった笑顔で歌い上げる5人。歌声、動き、表情、あらゆる面で幕張の時よりも曲が育っている印象を受ける。たったひと月でこんなにも変わるものだろうか。一方、客席には振付をコピーしている虹家族の姿が目立つ。この曲が収録されている「クリボッチONE DAY!!」のリリースはまだ先だけど、早くも皆に愛される曲へと成長しているのが分かる。元気いっぱいな曲が多いたこ虹だけど、この曲が彼女たちの新しい一面を見せるきっかけになるかもしれない。

最後は会場にいる全員で記念撮影をしてこの日のライブは終了…かと思いきや、根岸の生誕祭ライブが彼女の出身地・和歌山のイオンモール和歌山で開催されることがサプライズ発表された。そんなうれしいニュースを残して、5人はステージを後にした。その後も、番長とのじゃんけん大会が急遽開催されるなど、モリタウンはいつまでも笑顔に包まれていた。(文:阿刀”DA”大志)

【セットリスト】
1. ナンバサンバイジャー
2. なにわのはにわ
3. 叫べ!ガウガール
4. めっちゃPUNK
5. 踊れ!青春カルナバル
6. たのしかしまし大阪〜おいでやす〜

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